今日はオフの日だったので大峠に行ってきました。
ここは私の自宅の近くにある1000m級の峠です。
こういった峠がすぐ近くにあるのが山梨の魅力ですね。
スーパーは遠いが、峠は近い。
最高です。
ちなみに、この峠は山梨百坂にも紹介されています。
久しぶりのヒルクライム楽しみぃ!
【峠道】
甲州街道から真木温泉のほうへ曲がるとそこからが大峠です。
標高およそ500mの地点から標高1500mの大峠を目指します。
現在大峠より奥は通行止めとなっているためか車通りがほとんどありませんでした。
非常に快適なライドです。
まずは真木温泉のある集落を抜けます。
いきなり10%の坂がお出迎えをしてくれます。
坂辛いぇ…
200mほど登って休憩です。
標高700mほどのところにある橋です。
道の隣に川が流れていて心が癒されます。
川のせせらぎと森の青々とした活力を感じられる良い峠です。
曇りだったせいか、気温もそこまで上がらず。
自転車をこぐにはちょうど良い気候でした。
また登っていくと林道にありがちな何かの説明文が書かれた看板。
こういうの見つけたら積極的にやすむべし!
なにかと林の名前の由来だとか書いてあります。
だいたい、大昔にえらい人が名付けます(説明が雑)
守られてるから、守りたい。返報性の法則ですね。
一休みしてまた漕ぎ始めました。
ちょくちょく休憩をはさんだほうが、脚の疲労が抜けて調子がいいように感じます。
故障リスクも下がる気がします。気だけかもしれませんが。
しばらくすると鳥居がありました。
山にあるこういうの、嫌いじゃないです。
道の途中でマス釣りをしている人がちらほらいました。
この川で釣りは最高だと思った。
あと、登山道もあるようですが、コロナの影響もあって閉鎖している駐車場もありましたね。
途中で背中の筋肉が悲鳴を上げだしました。
ヒルクライムは背筋をよく使います。
特に急な坂を上るときは。
あと、思ったんですよねぇ。
おれのアラ姉、漢ギア(F53T-39T、R29T-11T)だったわ
インナーローを回してもおもてぇっす!
ギヤもだけど本体も!
標高1000mを超えると気温が低くなり、
林の中は非常に静かで、自分の荒い息遣いだけが聞こえてきます。
こういう時、自転車は禅を感じますね。
ペダルを一生懸命回しているようで、実は頭の中空っぽだったりするんですよね。
「運転に集中しろよ!あぶねーよ!」って話ですが。
車のまったくいない峠は特にそういう状況になりがちです。
しかたありません。にんげんだもの。
無の状態でペダルを回しているうちに大峠に到着。
たぶん、今ここでカップラーメン食べたら全力で優勝だと思います。
あいにくの曇りですが、山の上!って感じがしました。
ところで、同僚のEくんと「曇と霧って何が違うの?」みたいな話してて
Eくん「霧は地上に接していて、雲は上空にある」
ぼく「え!じゃあ富士山に登ってる人が霧だと思ってても…」
Eくん「僕らから見たら雲かもしれないですね!」
ぼく「雲と霧って物質的には一緒じゃん!」
Eくん「まじっすね!主観によって表現変わるんですね!」
ぼく「なんと!新しい発見!」
Eくん「つまり、だれかが霧と言っていたものに対して」
ぼく「うん」
Eくん「いや、それは雲だっていうのはナンセンスですよね」
ぼく「主観でどっちとでも取れるからね。不毛だね。」
Eくん「ですよね」
ぼく「両方あっているときに、自分が正しい!という主張をするとそうなってしまうよね。」
Eくん「そうですよね。その人にとっては霧だし、ほかの人には雲なんですよね」
ぼく「そうだね。…で何の話だっけ?」
みたいなやり取りをしたのを思い出しました。
ぼくから見ると霧ですが、きっと地上から見た人は雲なんだと思います。
人それぞれ視点が違うし捉え方が違う。
人が言ったその意見を「違う!」という前に、
「なるほど、彼の眼にはそう映っているのか」と認識し、認める。
最近、そういうことが大切だなと思って意識して認めることにしています。
「なるほど、そう考えたのか」っていうのは、割と魔法の言葉。
口に出せば、反射的に反対しようとしていた自分の心を一瞬引き留めることができます。
そして、たしかにそういう考えも否定できないなと理解することができます。
閑話休題。
ちなみに、カップラーメンの話。
平日の朝から優勝したら、働いている皆さんに申し訳ないので止めておきました。
登山者カウンター「100人!」
ぼく「キリ番ゲッターがいるな!」
これ、誰か絶対100までカウントアップしただろ!
なんて邪推をしたのはここだけの話です。
峠にはトイレもあって、おそらく登山客の車も置いてありました。
一通り散策してダウンヒルへ。
上っている途中にうすうす気づいていたんだけど
道がデコボコしすぎぃい!!
ダウンヒルでタイヤバーストは死亡を意味します。
慎重に、慎重に下っていきます。
はいきたー。殺人石キター!
こういう感じで突如道のど真ん中に表れる石がいるので注意が必要です。
あと、コーナリングでは砂利とか落ち葉でタイヤのグリップ持っていかれるので
バンクさせながら高速コーナリングするのはやめたほうがいいです。
たぶん死にます。
とか、なんとか思いながらずいずい下ったらあっという間に真木温泉に。
集落まで下りてくると気温もそれなりに高いのを感じました。
やっぱり山って涼しいんだなぁ。
リザルト
今日のヒルクライムは禅やメタ認知について考えることのできるいいクライムだった。今回のペースはそこまで速くないけど、鍛錬を続けていきたい。将来的にはここのセグメントで上位10%に入れるようになりたい。
これから大峠に行こうかなと思っている人の参考になればと思います。
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