最近、業界ではエベレスティングという遊びが流行っているらしいですね。
エヴェレスティングとは同じ峠を登り降りしてエヴェレストと同じ8848mの獲得標高を得るもの。
いかにも楽しそうな遊びですよね。
私はそう思いましたが、一般的(?)には「何を目指してるの?」って言われる事案ですね。
twitterではハッシュタグで盛り上がっています↓(盛り上がっていない)
でエヴェレスティングのルールは下記の通り
1.計画してやり遂げてeveresting.ccに送れ
2.8848m以上標高を獲得しろ
3.単独のアクティビティで達成しろ!寝るな!
4.単独の峠でやれ!複数の峠を組み合わせてはダメ。
※ストラバで認定されているヒルクライムなら良いよ!
5.ストラバで記録できるデバイス使えよ!
6.ちゃんとした自転車乗れよ!
7.死ぬな
↑私の意訳です。
これは挑戦したい。
しかし私はエリートデブなので獲得標高8848は厳しい。
なんか、丁度いいチャレンジないかなぁ…
ハーフチャレンジもあったのでそちらをチャレンジしました。
8848の半分4424m獲得するチャレンジです!
というわけで8/10に挑戦してきました。
1.計画
ハーフエヴェレスティングのチャレンジに最も大切なのが
「どの峠を登るか」
です。
もちろん体力や脚力も大切ですし、適切なギア比も大切です。
それについては日々のトレーニングが重要です。
そしてエヴェレスティングに限った話ではないのでここでは言及しません。
エヴェレスティングの峠として選ぶポイントは下記の通りです。
① 斜度
② 獲得標高と距離
③ エイド
④ 交通量
⑤ 道路状況
①斜度
斜度はいわゆるワークアウトのときの負荷設定になります。
これはご自身の体力とマシンのギア比によって設定するべき項目となります。
私の場合は平均斜度5%の坂を選びました。
※FTP220w、PWR3程度、インナーローのギア比1.34
これは私のテンポゾーンの出力で登れる斜度です。キツイけど喋れる程度。
ここでの適切な斜度は人によって違います。
斜度がキツいと一見辛いと思うかもしれません。
斜度がキツイとその分、水平方向の距離は短くなるので実は楽なんです。
なので低いギア比のマシンをお持ちの場合は多少斜度が急でも登れると思います。
一方、高いギア比の方は閾値あたりでペダルを踏むことになるので途中で朽ち果てる可能性が高いです。
②獲得標高と距離
これは①と似ていますが、休憩とワークアウトのインターバルの設定です。
一気に1000mも登る峠を選んでしまうと一本の登りで消耗する体力が激しいです。
ちなみに大峠で挑戦したら失敗しました←
今回は一本約470m。距離10km程の峠にしました。
③峠の途中にエイド(コンビニ等)がある
これは地味に大切で。エヴェレスティングでは非常に沢山のエネルギーを使います。
私の場合は13時間で5000kcal使いました。
エネルギー補給の計画は重要です。
さらに、荷物をおいておく場所としても活用したいところです。
オーナーに確認して荷物を置かせてもらうことを断っておくと良いと思います。
私が挑戦した峠のコンビニでは駐車場に置かせてもらいました。
オーナーは怪訝な顔をされていたのでもしかしたら快く思っていなかったかもしれません😅
④車通り、人通りが少ない
車通りが多いと避けたりしないといけなかったりと集中力を要します。
特に終盤や昼間の暑い時間帯は集中力が落ちてきてしまいます。
外部要因はなるべく排除したほうが良いです。
⑤道の凹凸が少ない
これも④同様に大切です。
私の挑戦した都留道志線は下りに速度低減のためなのか
「カーブ手前に凹凸がついている殺人カーブ」がありました。
行政は安全な仕組みではなく、根性論な安全を押し付けてくるので嫌いです。
そりゃ、全集中水の呼吸で常に運転してたら事故らないのは分かるけど
みんながみんな炭治郎じゃねーんだよ馬鹿野郎。
2.エヴェレスティング当日
朝7時半都留道志線の都留側のコンビニをエヴェレスティングチャレンジのベースとしました。
最初は調子よくどら焼きを食べたり普段食べられない(減量のため)ハイファットな食べ物を食べます
1本目のぼく「気持ちいい峠だなぁ!楽しい!」
2本目のぼく「よっしゃ!このペースでお昼の前に4本登っておきたいな」
3本目のぼく「つら。むり。」
消化不良を感じます。ちなみに超暑い。上は涼しいんだけど。
4本目のぼく「これ、おわったら、おひるごはんたべるんだ…」
エリートデブの私がこれほど食欲がなくなるとは恐るべし…
ここからだんだん食べられなくなります。
5本目のぼく「…」
6本目のぼく「胃が気持ち悪くてマジ固形物受け付けない」
このあたりで補給どうしようかと考えるようになりました。
一本のぼるのに約500kcal使うので300kcalほどカーボンをぶち込みたいところです。
ですが、食べるのが辛い!というか、消化できてない!たぶん!
というわけでこのあとはゼリーと飲み物で補給…
7本目を終えてコンビニで死にそうな顔していたらライダーのおじさんが話しかけてきました。
おじさん「これからのぼるのかい!?」
ぼく「はい。これから登ります。」
おじさん「うへー!!たいへんだねぇ!この峠を!!」
ぼく「もう7本登りました」
おじさん「7本!?」
7本目のぼく「あと3本登るんすよ(´・ω・`)」
おじさん「…」
おそらくおじさんはこう思ったでしょう。
「何がしたいんだ?」
私はね、何かになりたいとか何かを目指しているから自転車に乗ってるんじゃないんだよ。
楽しいから乗ってんだよ。
今すごく手がしびれて脚がだるくて辛いけど。楽しんだよ!!!←
8本目のぼく「あと2本!頑張れ俺!そろそろ日が暮れるな…」
9本目のぼく「もう終わったも同然」
9本目登りきった峠で夕暮れが…
10本目は夜だなぁ。くまとか出たらクマるな。もとい、困るな。
10本目のぼく「はい。優勝😄」
無事4424m以上の標高を獲得しました。
5000kcalは正直しんどい。
最後の降りは真っ暗で先が全然見えないんですが、9本も降っていたので次どんなカーブが来るか完全に見えていました。
暗くて先は見えないのに完璧なライン取り。
体は覚えているんだなぁと思いながら降りました。←
達成したら好きなものを食べようと思っていたけど選んだのはこれでした。
それなりにうまかった。←
3.申請
後日、everesting.ccにストラバの情報を送信しました。
申請方法はこちらを参考にしました。
そしたらストラバでそれっぽい人にフォローされてなんか英語で絡まれます。
認定されました。
次はエヴェレスティングチャレンジ!!
そのために減量を…
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